壁紙(クロス)の種類、素材について

目次

a.紙素材の壁紙

輸入壁紙といわれる壁紙の中には紙素材のクロスが多くあり、色柄がはっきりしていて 洗練された空間演出ができます。 日本では楮、雁皮、みつまたなどを原料にした和紙があります 和紙は質感が柔らかく、あたたかい印象に仕上げることができます また、素材が紙で出来てますので環境にやさしく健康に対しても安心の商品になります

b.木質素材

本物の天然木を薄くスライスした美しい壁紙になります 木の持つ風合いから、高級感や温かみのある空間づくりができるため オフィスやホテルなどに取り入れられてます 不燃処理をされ防炎性もあり安心材料です

c.繊維素材の壁紙

繊維を織って作られている織物クロスならではの重厚な質感と高級感を演出出来るため 高級ホテルや美術館などで取り入れられることが多い また自然素材から作られる織物クロスならナチュラルな演出ができます そして、近年注目されているフリース壁紙は繊維(ポリエステル、セルロース)を3次元に絡ませて 作られた壁紙です。 カーボンニュートラルの概念から世界の50%以上がこのフリース壁紙に変わってきています 今後、日本でも普及が期待される注目の壁紙になります

d.無機質素材の壁紙

本物の素材(珪藻土・金属紙・石・ガラス繊維)を原料に作られる壁紙です 原料は細かく砕いたふりまきの物や金属箔のように貼り合わせた壁紙があります 壁紙の厚みで作られているため実際の石を壁に設置したり、珪藻土を塗ったりせずに 高級感を演出ができ、燃えにくい素材のため防火性に優れています

e.塩化ビニル素材の壁紙

価格が安価なものが多く、日本で使用されている9割がビニールクロスになります ビニールクロスの種類はベーシックな色柄から本物の色柄を似せてプリントされた木目調や石目調、織物調クロスが 人気があります また、カラーやデザインも豊富に選ぶことができます さらに、ビニルクロスは加工が容易のため様々な機能を持たすことが出来ます 消臭、抗菌、抗ウイルス、調湿、表面強化など目的に合わせて機能を選ぶことが出来ます